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くすりを調べる配置薬辞典
老化防止にも役立つ・コエンザイムQ10(Co10)
健康やくすりの情報をおとどけする「健康とくすりの辞典」第4回目の今回は、コエンザイムQ10についてお話しします。
コエンザイムQ10を多く含む食品や、サプリメントなどを上手に取り入れて、健康な身体を作りましょう!

■コエンザイムQ10とは?

細胞の構造コエンザイムQ10は、ビタミン様物質のユビキノン、補酵素Q1O、コーキューテンとも呼ばれ、体内で酵素の活動を助ける補酵素のひとつです。

普段は体内で合成していますが、その量は個人差があり、加齢などで合成量が減少することがわかっています。
細胞内のミトコンドリアに、とくに多くあります。


エネルギーを生み出す仕組みエネルギーは内臓や筋肉が正常に仕事をするために不可欠です。言いかえれば、生きるために必要な活力ということです。

コエンザイムQ1Oはこのエネルギーのもとを作り出すのに関わっているのです。その供給物質になっているのがATP (アデノシン3リン酸)という細胞のエネルギー分子。

食事で摂取した脂肪や糖質などのエネルギー源は全部、最後にはATPに変換されます。コエンザイムQ1OはATP製造に欠かせません。

■コエンザイムQ10の働きが鈍ると……

コエンザイムQ10の働きが鈍ると……エネルギーの生産、細胞の機能、臓器や器官の機能が低下し、体調をくずしたり、病気を引き起こします。コエンザイムQ1Oの働きが鈍ると、細胞のなかのエネルギー水準が低下し、疲労しやすくなり、体調を悪くします。
心臓は血液を体中に送り込むため、たえず大量のエネルギーを必要とします。コエンザイムQ1Oは、エネルギーの代謝を高め、心臓の機能をアップさせるといいます。

自ら強力な抗酸化作用がありますが、ビタミンEの抗酸化作用を高めることもわかり、老化防止にも役立っています。
国内では心筋を保護するクスリとして心臓病に用いられてきました。

■コエンザイムQ10が多く含まれる食品

コエンザイムQ10が多く含まれる食品は、牛や豚の肉やレバー、イワシやサバなどの青魚、ブロッコリー、カリフラワー、ホウレンソウ、ニンジン、ジャガイモ、豆製品などです。

■コエンザイムQ10を上手に摂りましょう

コエンザイムQ102001年に厚生労働省が行った食薬区分の改正で、食品として認められるようになりました。今後が注目されるサプリメントといえるでしょう。

階段を昇るのが疲れる、早歩きがつらい、スポーツをする人などによさそうです。心臓機能のアップだけでなく、免疫機能の改善や糖尿病、歯周病予防、抗ガン作用なども期待されています。

>>コエンザイムQ10は、こちらのページでもご紹介しています。



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