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くすりを調べる配置薬辞典

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くすりばこ vol.16 2014 冬号

くすりばこ16号表紙

特集:誰にでもいつか訪れる
    “心と身体の変わり目”
    更年期を楽に乗り越えるために

■心筋梗塞の引き金にもなる
 歯周病と全身疾患の関係

■日本人の知恵がつまった大豆レシピ

■仁君・松平定信が見守る
 士民共楽の地

■あつまれ!ゆうたんKids

 
心筋梗塞の引き金にもなる!歯周病と全身疾患の関係

歯周病は「もの言わぬ病」とも呼ばれ、症状がかなり進行するまで、自分では気づきにくい病気です。ひどくなれば歯が抜け落ちてしまいますが、じつはその悪影響は歯だけでなく、全身にも及ぶことがわかってきました。

心臓発作や、
低体重児出産にも!?
歯周病がまねく全身の疾患

歯は大切ですが、実際のところ「歯周病」と聞いても、それほど怖い病気と考える人は少ないのではないでしょうか?
ところが、近年の研究により、歯周病は口の中だけの病気ではなく、全身の疾患とも深く関わり、むしろ歯周病が原因となって、引き起こされる疾患が少なくないことがわかってきました。

たとえば糖尿病と歯周病は、お互いに悪影響を及ぼしあい、相乗効果によって症状を悪くさせています。
糖尿病のために血糖値が高い状態が続くと、免疫力が下がり、血液の流れが悪くなります。細菌の感染→炎症で起きる歯周病も、免疫力が下がることにより、感染が進みやすくなります。
この場合、歯周病は糖尿病の合併症のひとつと捉えられます。

逆に歯周病によって、歯ぐきに炎症があると、免疫反応によってサイトカイン(生理活性物質)が生じ、これがインスリンの働きを妨げることで、糖尿病を悪化させ、治療のときの血糖値のコントロールを難しくさせることになります。

同じくサイトカインの悪影響により、歯周病のある妊娠中の女性は、早産や低体重児出産のリスクが高まることもわかってきました。

サイトカインが子宮の収縮を促し、早産を招くことで、低体重児の出産につながると考えられています。

歯磨きイメージ

日本人の死因の第二位である心臓疾患(狭心症、心筋梗塞等)にも、歯周病が関係しています。

心筋梗塞の原因である動脈硬化は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙などの危険因子が複雑に絡み合って進行しますが、歯周病も大きな危険因子であり、歯周病を患っている人が心臓発作を起こすリスクは、そうでない人の2倍にもなるとされています。

歯周病菌の中には肺炎の原因となるものが多く、歯周病菌を含む唾液が気管支から肺に入ることで、肺炎を引き起こすことがあります。
誤嚥性(ごえんせい)肺炎など、とくにお年寄りや認知症のある方など、食べ物の飲み込みに不安のある人は、歯周病ケアにも注意が必要です。

正しい歯磨きと、3カ月ごとの歯科検診で
歯周病は食い止められる!
キシリトールガムで虫歯&歯周病予防

歯周病予防には、まず毎日の歯磨きですが、ガシガシと力を入れて磨きすぎるのは逆効果。
歯ブラシで強くこすると歯ぐきが削られ、歯の軟らかい部分が露出して、歯垢(プラーク)も付きやすくなります。

喫煙者は歯周病にかかりやすく、進行も早い!

デリケートな歯周ポケット内のケアは、自分ではなかなか行き届かないので、歯科医院で定期的にチェックを受けるのがおすすめ。

だいたい3カ月ごとに検査を受けることで、歯周病の進行を早めに食い止めることが可能です。
自分の歯周病の状態を知り、正しい歯の磨き方や歯ブラシの選び方を教えてもらうためにも、まずは歯医者さんに行ってみましょう。

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